連P役員会・理事会

 平成24年度 第1回 連P役員会・理事会。OJ中学校。18:30〜(役員会)。19:30〜(理事会)。
 連Pとは、「区立中学校PTA連絡協議会」のこと。中学校PTAの集まり。
 連Pの会長校へ行く。幸いにして会長校は自宅からもそれほど離れていない場所なので、仕事の帰りにわりと無理なく行ける所なのである。区内にはとても不便な場所にある学校もあるので、その点ではよかった。とは云いながら、実はこの学校も駅からひどく遠い学校のひとつなのだ。
 連Pは区内の全中学校の会長が構成員であるが、校長も参加する。その中で、「理事会」というのは、全員が出席する会合で、「役員会」というのは何か役がついた学校の役員が参加する寄り合いである。「役員会」は連Pの会長・副会長・書記・会計・監査。会長は1名で、会議の場所はこの会長校になる。したがって、会長校はその中学のPTA役員がたいへん。副会長一名は連Pの業務が専任にならなければ捌けないほどの仕事量がある。今年度はOJ中なのだ。
 副会長は4名。うち一名は学校長。残りの3名は区内の3つの地区からそれぞれ1名。そしてこの連P副会長が、各地区の地区長になる。他の役職は3名ずつ。うち1名は学校長が就任している。みていると副会長も含めて連Pの役職の校長はほとんど仕事がない。会長が切り盛りしている。
 18:30から、その「役員会」が行われ、1時間後に開催される「理事会」とほぼ同じ内容の議事を進めていく。全員参加の「理事会」との違いは、“ここだけの話”ということがほんの少しあるか、ないかの違いのようだ。“ここだけの話”というのは、全員には伝えられないけど、この場にいる人にはお耳に入れておきます。という話であって、そういうことはどこの組織でもある話だ。
 議事としては、今回は新年度はじめての「役員会・理事会」ということなので、今年度の諸行事の確認、日程の確認に終始した。音楽祭(学校ごとの合唱)、球技大会(卓球と排球)、研修会、教育長を囲む会とか、いろいろある。ほぼすべて2学期以降の行事だが、行事の担当がすでに決まっていて、連P副会長校がそれぞれの“運営委員長”になっているわけだ。音楽祭はTH中、球技大会はOR中、研修会はOI中。それぞれの会長が運営に当たっての進捗状況を発表した。会計校のわが校と相棒のYK中は、今の処ほとんど出番なし。それと監事のKZ中とDT中もまだ表には出てこない。
 場所を移して「理事会」。会場に入ると既に区内の会長たちがたくさん席に着いていた。慣れた人が多いからと推測するのだが議事は淡々と進んでいく。
 波乱がすこしあったとすれば、校内の喫煙について連Pとしてどう対処するか、ということが話題になった時。受動喫煙の害が喧しくなって久しいが、子供たちが主役の学校は絶対に前面禁煙にすべきだ、という意見がある一方で、全面禁煙にすると運動会など保護者や近隣の人が出入りする行事の時にこっそり吸ってしまったり、校外でポイ捨てが増加したりするから、分煙から始めよう、という穏健な意見もある。大田区の学校においては建物内では禁煙であるが、校内でも建物外では吸っていい、ということになっている。
 いろいろな意見が出るが、連Pは圧力団体ではないので、統一意見を採択して、役所に陳情や請願をする、ということは組織として馴染まない。
 21:00過ぎに本日すべての話し合いが終了し、場所を移して“慰労会”を行う。初回なので、参加者はすこし多く、20名くらいはいたのではないか。最寄りの駅の駅前にあるチェーン店の居酒屋。2グループに分かれて座る。喫煙グループと禁煙グループ。さきほどの禁煙騒動が思いおこされる。ここであらためて各校の会長さんたちと喋った。とてもおもしろい。PTAの会長をするくらいだからいい人たちに違いないし、併せて特徴のある人たちに違いないのだ。